社名の由来

「Laplace」の名前は以下の3つの由来からきています:

1. ラプラスの悪魔

   • 概念の起源：ラプラスの悪魔という仮想的な知的存在は、フランスの数学者ピエール＝シモン・ラプラスにより1814年に著作『確率の解析的理論』の中で提案されました。この存在は、宇宙のすべての粒子の位置と運動量を知ることができ、ニュートンの運動法則に基づいて未来と過去を完全に予測することができるとしました。

   • 意味と影響： ラプラスの悪魔は、決定論的宇宙観の象徴であり、すべての事象が物理法則によって決定されるという思考実験を示しています。

   • 込めた想い：もちろん全てを手中に握ることはできないが、それに近づこうとする知識への探究心を常に持ち、可能な限りで「ランダム」の要素をなくしていくことで、運を引き寄せる。

2. ラプラス変換

   • 数学的定義：ラプラス変換は、微分方程式を解くための強力な手法で、ある関数 f(t)をs領域の関数 F(s)に変換します。

   • 応用と利点： ラプラス変換は、微分方程式の解をより簡単に求めるための手法として、その計算の簡便さから重要な役割を果たしています。ある関数の「捉え方」やアプローチの仕方を変えることで、通常解くことの難しい関数を簡単に解けるように解釈しなおします。

   • 込めた想い：既存の課題を新しいアプローチで「解ける課題」に変換するこの関数のように、既存の状況を変えられる存在を目指します。

3. 古フランス語の「plessis」

   • 語源と意味：「plessis」という言葉は、古フランス語で「絡み合った枝で作られたフェンス」を意味します。この言葉は、ラテン語の「plectere（絡み合わせる）」に由来します。

   • 文化的背景：古くから物理的な境界として機能し、農村の景観の一部を形成していました。防御や区画整理の手段として、また発展の場所として、コミュニティの生活において重要な役割を果たしていました。

   • 込めた想い：物理的な場所の枠を超えながら、新しいものを生み出したり繋げるための「場所」作りをする意思を込めています。